FF14のブログです。プレイ日記やイラストなど
闇に沈み込みそうな感覚。
自分の息遣いがすごく遠くに感じる。
「エリー・・・エリー・・・!」
母さん、泣いてる。いつも豪快に笑ってる父さん。私の手を握り顔を伏せたまま。
泣かないでと言いたいけど、手を握り返したいけど。
私にはもうその力は残っていないみたい。
ロブソン村に流行り病が広まったのは何日前だったろう。
それはどこからともなくやってきて、この小さく静かな村にあっという間に広まっていってしまった。
ほとんど自給自足で暮らしている村には流行り病を治す術も、専門の施設もない。
私を含む村の人たちは次々と床に伏していった。
村から笑い声と鳥たちのさえずりが消えてもう何日経つのだろう。
お日様がみたいな・・・もう見れないのかな。薄暗い部屋の中でふとそう思った。
外から数人の村の人たちの話し声が聞こえてきた。うちに近づいてくる。
「ここにあと1人、娘がおります!」
これは村長さんの声。
村長さん、いつもハゲ頭をからかってごめんね。村長さんの毛生え薬(たまにやってくる行商人から
秘密で買ったらしい。小さなこの村で隠し事が隠せたためしはないのだけれど)、効かなかったでしょ?
私と村の子たちがいたずらして水混ぜちゃったもの。もう5年も前のことだし時効よね?
お詫びに私が天国に召されるなら、女神アルテナ様に産毛でもいいから
生やしてあげてあげてくださいってお願いしてみるね・・・。
バタンと扉が開く。金色の洪水に目がくらむ。
「エリー、もうだいじょうぶじゃ!えらい錬金術士様がきてくれたぞ!」
・・・・レンキンジュツシ?
いやいやいや、と黄金に輝く女神様はテレ笑いした。
「うん、よくがんばったねー。これを飲めばすぐ楽になるからね。」
父さんに体を起こしてもらい、女神様が差し出してくれた小ビンの液体を飲む。ほんのりと甘かった。
「これで2-3日安静にしてれば大丈夫!材料の手持ちが少なくてたくさん作れないけど何本か置いてくわ。
お代はチーズとパンを少々いただければありがたいな。錬金術で作ったものは食べ飽きちゃったのよねぇ~」
随分と庶民的は女神様だな・・・泣きながらお礼をいう父さんや母さん、村の人たちの声が遠くになっていく。
呼吸が楽になったと同時に私は猛烈な眠気におそわれた。でもそれは久しぶりの健全な眠りだった。
目が覚めるともう女神様はいなくなっていた。私はなんと4日も眠り続けてたらしい。
他の村の人たちもすっかり元気になって、以前の明るいロブソン村にもどっていた。
わかったことは、あの女性は女神様ではなく「錬金術士」だということ。
マルローネという名前で旅をしているのだということ。
私はあの人にちゃんとお礼もいえなかった。命を救ってくれた人なのに。
マルローネさんはあの時の薬を数本、村に置いていってくれた。
「エリキシル剤」、そう小ビンには書いてある。
「錬金術」
ザルグブルグには錬金術を学べる「アカデミー」という学校があるらしい。
年齢、性別、家柄は問わず才能あるものに広く門戸を開いているという。
錬金術士になろう。
そしてマルローネさんにあってちゃんとお礼をいいたい。
貴女のおかげで命を救われ、錬金術師になりましたと。
「父さん、母さん。話があるの」
小さく静かなロブソン村。
エルフィール=トラウムのはじまりの物語。
************************************
というわけでw
PSPで昔のゲームができるというコンテンツがあって大好きだった
「エリーのアトリエ~ザークブルグの錬金術士2」を購入しました。
アトリエシリーズはPS3ですがもうすぐ新作も発売されるという息の長いタイトルです。
私が好きなのは「ザークブルグ3部作」といわれる
「マリーのアトリエ」「エリーのアトリエ」「リリーのアトリエ」です。
とくにエリーとリリーは何度やったかw
FFでもそうなんですが合成って大好きなんですよね~(*´д`*)
携帯ゲームでできるのでカンパ待ちとかの間にせっせとプレイ中であります。
自分の息遣いがすごく遠くに感じる。
「エリー・・・エリー・・・!」
母さん、泣いてる。いつも豪快に笑ってる父さん。私の手を握り顔を伏せたまま。
泣かないでと言いたいけど、手を握り返したいけど。
私にはもうその力は残っていないみたい。
ロブソン村に流行り病が広まったのは何日前だったろう。
それはどこからともなくやってきて、この小さく静かな村にあっという間に広まっていってしまった。
ほとんど自給自足で暮らしている村には流行り病を治す術も、専門の施設もない。
私を含む村の人たちは次々と床に伏していった。
村から笑い声と鳥たちのさえずりが消えてもう何日経つのだろう。
お日様がみたいな・・・もう見れないのかな。薄暗い部屋の中でふとそう思った。
外から数人の村の人たちの話し声が聞こえてきた。うちに近づいてくる。
「ここにあと1人、娘がおります!」
これは村長さんの声。
村長さん、いつもハゲ頭をからかってごめんね。村長さんの毛生え薬(たまにやってくる行商人から
秘密で買ったらしい。小さなこの村で隠し事が隠せたためしはないのだけれど)、効かなかったでしょ?
私と村の子たちがいたずらして水混ぜちゃったもの。もう5年も前のことだし時効よね?
お詫びに私が天国に召されるなら、女神アルテナ様に産毛でもいいから
生やしてあげてあげてくださいってお願いしてみるね・・・。
バタンと扉が開く。金色の洪水に目がくらむ。
「エリー、もうだいじょうぶじゃ!えらい錬金術士様がきてくれたぞ!」
・・・・レンキンジュツシ?
いやいやいや、と黄金に輝く女神様はテレ笑いした。
「うん、よくがんばったねー。これを飲めばすぐ楽になるからね。」
父さんに体を起こしてもらい、女神様が差し出してくれた小ビンの液体を飲む。ほんのりと甘かった。
「これで2-3日安静にしてれば大丈夫!材料の手持ちが少なくてたくさん作れないけど何本か置いてくわ。
お代はチーズとパンを少々いただければありがたいな。錬金術で作ったものは食べ飽きちゃったのよねぇ~」
随分と庶民的は女神様だな・・・泣きながらお礼をいう父さんや母さん、村の人たちの声が遠くになっていく。
呼吸が楽になったと同時に私は猛烈な眠気におそわれた。でもそれは久しぶりの健全な眠りだった。
目が覚めるともう女神様はいなくなっていた。私はなんと4日も眠り続けてたらしい。
他の村の人たちもすっかり元気になって、以前の明るいロブソン村にもどっていた。
わかったことは、あの女性は女神様ではなく「錬金術士」だということ。
マルローネという名前で旅をしているのだということ。
私はあの人にちゃんとお礼もいえなかった。命を救ってくれた人なのに。
マルローネさんはあの時の薬を数本、村に置いていってくれた。
「エリキシル剤」、そう小ビンには書いてある。
「錬金術」
ザルグブルグには錬金術を学べる「アカデミー」という学校があるらしい。
年齢、性別、家柄は問わず才能あるものに広く門戸を開いているという。
錬金術士になろう。
そしてマルローネさんにあってちゃんとお礼をいいたい。
貴女のおかげで命を救われ、錬金術師になりましたと。
「父さん、母さん。話があるの」
小さく静かなロブソン村。
エルフィール=トラウムのはじまりの物語。
************************************
というわけでw
PSPで昔のゲームができるというコンテンツがあって大好きだった
「エリーのアトリエ~ザークブルグの錬金術士2」を購入しました。
アトリエシリーズはPS3ですがもうすぐ新作も発売されるという息の長いタイトルです。
私が好きなのは「ザークブルグ3部作」といわれる
「マリーのアトリエ」「エリーのアトリエ」「リリーのアトリエ」です。
とくにエリーとリリーは何度やったかw
FFでもそうなんですが合成って大好きなんですよね~(*´д`*)
携帯ゲームでできるのでカンパ待ちとかの間にせっせとプレイ中であります。
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